2011年 03月 27日
縁
先週の金曜日、ほっこりした気持ちになりました
それは震災の日でした。
地震の後、事務所の後片付けも落ち着いてきたころ、
ゆうすけと電話で話していたら、「外すごいことになってるよ??」と言われて、
郵便物を紛失前に出さねばと思い、外に出てみました。。。
そうしたら、帰宅難民の方々と、おそらくだめもとで駅まで行ってみようと思っている人たち
で、道に人があふれかえっていました。
事務所を少し出たところで、女子高生が地面にうずくまり、男の子がつきそっていました。。
ゆっこは「??」と思いましたが、とりあえず郵便局へ行かねばと思いそのまま郵便局へ行きましたが、その子たちのことがちょっと頭から離れず、「もし、次事務所に戻るときにまだいたら、事務所へ来るか声をかけてみよう。」と思いました。
とりあえず、コンビニへ行き、その子たちの分も飲み物を多めに買い、
郵便局へ行った道を戻りました。
でも、その子たちの姿はなかったので、きっと誰かに助けてもらったか、歩けるようになったから
どこかへ移動したのだろうと思っていました。
事務所のほうへ歩いて行ったのですが、道行く人が隣の隣のビルの入り口のほうをちらちら横目で見て通り過ぎます・・・。またもや「??」と思い、近づいてみると、まだつらそうな女子高生とその周りに3人・・・、「見つけた!」と思い、「調子悪くなっちゃったの??」と聞いてみました。でも、女の子が「大丈夫です!」と・・・、一番大丈夫そうじゃない子がいうので、「私、この隣の隣のビルの7階の会社だから、もししんどくなったらおいで。あったかい部屋と、座るところくらいは用意できるよ!」と伝え、事務所へ帰りました。でもやっぱり気になったのですぐホッカイロと、ひざ掛けをもって、迎えに行こうとしたら、事務所のインターホンが鳴り、来てくれました。高校生たち。よかった・・・と思い、部屋を暖めて、いろいろあっためられるものを用意しました。
結局、聞いてみると、パニック障害を起こしてしまったということ。
そうだよね、怖かったよね・・・。
カップラーメンばかりだったけど、ご飯を用意したりして・・・。
そして、電車が動き出したので、私も帰宅するので、落ち着いてきたので彼女たちを送り出しました。
あの時、私が一番腹が立ったのは、見て見ぬふりをするほかの大人・・・。
ちらちら見るだけで・・・、あの日あの場所を通った大人はたくさんいた。
なのに、声をかけたのはおそらく私だけだったのでしょう。
私のところに来てくれたから。
震災で、パニックしてるのはみんな一緒。
だけど、困っている人に手を差し伸べられなくなるの??
そして、あの子たちは高校生、私たちは大人。
これだけ見ても、やらなきゃいけないことは声をかけることだったのではないかと私は思う。
行くところがないのは明らかに分かった。。。寒そうにしているのも分かった・・・。
なのに、なんで・・・。見ているだけなの??
こんな気持ちがずうっと頭から離れません・・・。
そして先週の金曜日、元気な顔を見せに来てくれました。4人で。
うれしかった~~
あの時は泣き顔しか見れなかったからね★
かわいらしい子4人です。
お礼なんていらなかったけど、顔を見せに来てくれたことがうれしかったよ。
本当にほっこりした気持ちになりました。
わざわざどうもありがとう。
願わくば、あの見て見ぬふりをしていた大人にはなってほしくない。
困ったときはお互い様で、手を差し伸べる大人になってください。
どうもありがとう。
声をかけてよかった、って本当に思えたのは、金曜日明るい顔でまた来てくれたからだよ。
できたら、また、どこかで会いたいです。
by 8341toshizo
| 2011-03-27 22:25
| ゆっこの話